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第16回しなのコンベンション、お疲れ様でした。
新型コロナウイルス肺炎(COVID-19)の感染が広がる中での開催は決して楽とは言えないながらも、こうして終えることができてまずは一安心できました。
参加者の皆さまには、当日に至るまで様々なご配慮とご協力をいただき、感謝の念に堪えません。
それと同時に、コンベンションでもお伝えした通り、今後しばらくの体調管理にご協力お願いいたします。
第16回しなのコンベンションでは、予定卓6卓(PL募集26名)が全て埋まった後、COVID-19の感染拡大を受けてキャンセルが相次ぎ、結果4卓(PL14名)での実施となりました。
当日まで、また当日もキャンセルが発生した関係で、予めお断りはしていましたが卓を変更していただくなどの対応が必要となり、該当PLおよびGMにはたいへんご迷惑をおかけしてしまい申し訳ありませんでした。
その中でも無事各卓で楽しいセッションをしていただき、GM・PLともに素晴らしい方々にお越しいただけたことを心から嬉しく思います。
また、参加者の皆さまへのお願いとしておりました「当日含めた直近五日間の体温測定」「当日受付時の体温報告」「マスク着用での来場およびセッション参加」などにご協力いただき、ありがとうございました。
TRPGのオフラインセッションは対面での会話が必須となり、かつコンベンションという場は一つの部屋にそういった集まりが複数存在することの多い都合上、感染リスクが高くなりやすい環境であると思います。
本来であれば中止、あるいは延期するべきだった状況ではあるかと思います。
ですが今回で最後になるということが大きな理由となり、また長野県の感染状況も踏まえた上で、開催に踏み切らせていただきました。
感染症の感染リスクを少しでも減らすことで、皆さまが安全に、そして楽しく過ごせる場所を提供できればという心積もりでした。
今回はCOVID-19という、まだ実態の判明しきっていない感染症であったが故の措置ではありましたが、本来は特に冬場の時期必要な配慮もあったのではないかと思います。
インフルエンザをはじめとした他の感染症であっても、TRPGコンベンションは感染リスクが高くなりやすい環境であったと思いますので。
そういう意味で、今回はコンベンションを開催する上での新しい視点、気付きが得られたのではないかと思います。
困難な状況であったとしても、だからこそ、楽しい時間を共有できることは決して無為なものではないと思いたい、そんな気持ちもありました。
改めまして、感染拡大防止に協力してしていただいた参加者の皆さま、またご自身の状況を踏まえキャンセルの判断をしてくださった皆さま、遠方より応援してくださった皆様にも、深謝申し上げます。
COVID-19が一刻も早く落ち着き、安心した生活が送れることを、心よりお祈り申し上げます。
***
約四年間、16回にわたって続けてきたコンベンションは、これで一区切りとなります。
コンベンションを終える理由については、主催である陸亜が長野県を離れることとなったためです(そのため、もともと延期は考慮しておりませんでした)。
他の方に引き継ぐことも考えはしましたし、もともとコンベンションを始めた当初はその可能性も考慮して運営を続けてきましたが、最終的に私自身の手で幕を下ろすことに決めました。
というのも、ここ数年の間で長野県には他にもさまざまなTRPGコンベンションや例会の類が開催されるようになり、しなコンでなくとも「長野県のTRPGプレイヤーが遊ぶ場を設ける」ことは可能であると判断したためです。
「しなのコンベンション」という名前やこれまでの形にとらわれることなく、県内でさまざまな集まりが作られるのであれば、それが一番良いように思われました。
しなコンはそもそも、関東から長野県に来た私が「市内でも遊べる場所が欲しい、遊べる人たちと出会いたい」という気持ちから発足したコンベンションでした。
長野県に来て間もない頃、そんな戯言を言い出した私に、県内外問わず多くの方々が応援してくださり、また多大なご助力を賜ったことで、夢物語かのように思えた第1回の開催が現実となりました。
そこで生まれたご縁が次へ、また次へと繋がり、そうしてこの16回までたどり着いたのだと思うと、絆というものは不思議なものだなあと思うと同時に、一朝一夕で築けるものではないのだと改めて感じます。
しなコンで出会った人たちが、他の場所でプライベート、オープン問わずTRPGの輪を広げていく様を見るのは、自分自身が遊ぶ仲間を増やすこととはまた違う達成感がありました。
コンベンションの主催なんて、長野に来る前は一生無縁だと思っていました。
今後は住まいが変わることもあり、コンベンションの開催は難しいと思います(お手伝いくらいはできるかもしれませんが)。
今でなければ出来なかった。此処だったからやることができた。
しなコンを通じて得られた繋がりも、思い出も、全てがかけがえのないものです。
私がしたくて始めて、したくて続けてきたことではありますが、しなコンに関わってくださった皆さんの中にも、ほんの一握りであれ、残るものがあれば幸いです。
最後になりますが、16回の開催すべてに際し、素敵なイラストを提供してくれると同時に当日の運営補佐を務めてくれたにゃごさんには、特別に、個人的にお礼を言わせてください。どうもありがとう。
長野県におけるTRPGのますますの発展と、
地域を問わず新たな繋がりが、思い出が、これからもたくさん生まれることを祈り、
ご挨拶の言葉とさせていただきます。
いつかまた、どこかで出逢えますように。
2020年4月11日
しなのコンベンション
陸亜
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